今回は猫の睡眠と寝かたのお話です。
いつ見ても目を閉じてる…
寝てばかりいて大丈夫?
この子たち起きてる時間より寝てる時間の方が多いんじゃない?
なんて思ったことはありませんか?
寝子なんて言われるぐらい猫ちゃんってずっと寝てますよね。
そんな猫ちゃんの平均睡眠時間は12~16時間と言われていて
成猫だと14時間程度寝ています。
ですが生後5ヵ月未満の子ねこや高齢期の猫だと20時間以上寝ることもあります。
猫は7歳ごろからシニア期に入り体力が落ちて来るとウトウトする時間や睡眠時間がふえ
エネルギーを節約するようになります。
さらに耳も聞こえなくなってくるのでちょっとした物音で起きなくなり
長い時間寝続けるられるということも関係しているようです。
猫がたくさん寝る理由は?
草食動物の場合草食動物の食事は草なので
カロリーが低くく、たくさんの量を食べなくてはいけないため
食べるのに時間がかかり寝ている時間が少なくなります。
また肉食動物に襲われる危険もあるため
常に警戒しながら熟睡して長時間寝るわけにもいかないため
小間切れに、立ったまま寝る(すぐ逃げられるように)ため睡眠時間も短くなってしまうようです。
なのでキリンだと1,9時間
馬だと2,9時間
ゾウは3,9時間しか平均で寝ていないようです。
反対に猫は肉食動物なので高カロリー高たんぱくの肉を食べます。
そのため草食動物のように
たくさん食べる必要はなく食事に時間を使わなくて済み
狩りをする時間も決まっているので
それ以外の時間はエネルギーを温存するため寝ています。
また襲われる心配がなく熟睡できるので
結果的にライオンやヒョウ、トラなどネコ科の動物は総じて睡眠時間が長い傾向にあるようです。
でも寝子なんて言われる猫よりはるかに寝ている草食動物がいるんです。
それはコアラ!!
1日22時間も寝ているそうです。
唯一の食事のユーカリの葉に毒があるため解毒するために寝ているとはいえ
起きてる時間が2時間しかないなんてこれはこれで勿体ない気がしますよね🤔
猫の寝かたでリラックス具合がわかる?
人間も横向きや仰向け、うつ伏せなど寝かたに好みがあるように猫の寝かたにも種類があります。
猫の寝かたにどんな意味があるのでしょうか。
🔶香箱座り
香箱座りとは猫が背中を丸め、前足を胸の下に畳んで座る姿勢です。
この体勢はすぐ動き出すことができないため
警戒心が薄く、リラックスしている状態だと考えられます。
🔶へそ天
へそ天とはおなかを上にして仰向けで寝ている状態。
このように見た目通り無防備で完全なリラックス状態です。
弱点であるお腹が丸出しなのでよほど安心していなければできません。
🔶アンモニャイト
アンモナイトのような渦巻状に丸まって寝ている姿勢です。
猫が眠る時の基本姿勢でリラックスできていると考えられます。
ですが足裏を床につけ頭を高い位置に乗せて丸くなっている時は警戒しています。
中には寒さに耐えるため、熱が逃げないよう丸くなる猫もいるので
もしも寒いときに丸まっている場合は
寒すぎないか室内温度を確認してあげてください。
ちなみに13℃以下になると体を丸めて寝るようです。
多頭飼いなど複数匹いる場合だとお互い体をくっつけて寝る【猫団子】もよく見られます。
🔶のびのび寝(溶け猫)
暑いときによくみられる猫が伸びて溶けたように見える姿勢。
猫が過ごしやすい気温は大体20~22℃くらい。
それよりも暑くなると仰向けになったり
手足を伸ばて放熱しやすい姿勢をとることが多くなります。
人間も暑すぎるとリラックスできないので
もしかしたら猫ちゃんのリラックス度は低めなのではないでしょうか。
🔶ごめん寝
猫が前足の間に顔をうずめたり、床に顔をつけて寝ている姿勢。
土下座をしているように見えることからごめん寝と呼ばれています。
猫は人間よりも眼球で光をキャッチする能力が高いためまぶしくて顔を隠していたり…
聴覚も優れているので周りがうるさいくて耳を下向きにして音が遮断されやすいようにしていたり…
もしくはうつ伏せのままで寝ていて頭を前に倒して寝てしまったりするとごめん寝の態勢になります。
なので香箱座りからのごめん寝でしたらリラックスできているでしょうが、
まぶしかったり、うるさかったりのごめん寝はストレスになっている可能性があります。
愛猫がもしもごめん寝をしていたら快適な睡眠をとらせるてあげられるように
例えば・・・
- 夜更かしをしないようにする
- テレビの音量を下げる
- 蛍光灯をⅬEⅮや白熱灯にかえる
- タオルやブランケットをかけてあげるなど
猫ちゃんのストレスにならないようにごめん寝の理由を観察してあげることが大切です。
このように猫の寝かたによっては感情が読み取れるものもありますので
ぜひ猫ちゃんの寝姿にも注目してみて下さい。
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